あなたはきっと「これからの集客にはSNSが必須」と聞き、SNSを使い始めたのでしょう。「毎日の更新は続けているけど効果が出ない状況が続き、毎日更新していたFacebook更新は今では3日に1回。」と、多くの経営者から相談を受けます。
現代は様々なSNS集客方法がありますが、1~3つの媒体に集中して取り組む方が自ずと集客に成功します。
今回は力を入れるべきSNSを選び、無駄な努力をしなくて済むよう、無料で使えるSNS媒体のメリットとデメリットをご紹介します。
年代別SNS利用ユーザーの割合
様々なSNS媒体がある中で集客媒体として選ぶ基準は集客するユーザーの年代です。
(参照:2016年調査総務省情報通信政策研究所「情報通メディアの利用時間と情報行動に関する調査より)
利用率を参考にすると、扱うべきSNSの媒体は、LINE,YouTube,Facebook,Twitter,Instagramの順ということになります。
しかし、利用率が高いから利用するという戦略は他店舗も行っています。最も重要なのは、店舗に集客すべき顧客が利用しているかどうかと、事業の強みを活かせるSNS媒体かどうかです。
例えば、職人の技(ピザ回しなど)をアピールする場合はYouTubeが有効ですし、完成した料理の盛り付けをアピールするにはInstagramが有効なツールになります。
本記事では様々なSNS媒体のメリット、デメリットを把握し、適切なSNS媒体を選ぶ参考にしていただきたいと思います。
LINE@の活用方法
LINE@活用のコツは、友達のように短くフランクな文章を送ることです。
日本で最も利用されているSNSがLINEで、2017年時点で日本における10~30代女性のLINE利用率は約85%です(参照:2017年、10~30代女性のLINE利用率は9割近くで、YouTubeを超える|Marketing Research Camp)。LINE@はLINEユーザーにアプローチできる一斉配信ツールです。フォロワーに対してイベントやフェアのお知らせを行い、来店を呼びかかることが可能です。
(参照:2017年、10~30代女性のLINE利用率は9割近くで、YouTubeを超える|Marketing Research Camp)
LINE@の詳しい使い方は「集客できる!LINE@の使い方マニュアル|登録方法から活用法まで」をご覧ください。
週に3回、1通につき最大約150字までの配信にしましょう(長すぎると読みにくい)。LINE@はリピーター獲得に有効なツールです。常連客と顧客単価をUPさせる目的で活用しましょう。
LINE@を集客に活用するメリット
- ユーザーにとって普段の連絡ツールに配信できるので、開封率が高い
- クーポンの利用が可能
- 予約投稿機能で一斉配信できる
- 画像やスタンプで信頼関係を構築しやすい
- 1:1でメッセージのやり取りができる
- 数名の管理者を登録し、配信業務を分担できる
LINE@集客のデメリット
- フォロワーを集めにくい
- たくさんの通知を送るとブロックされる
- 長文の案内は不向き
- 無料プランだと1000通(1000人のフォロワーに送る場合は1回の送信)までしか送信できない
Facebookの活用法
安心感を提供できる媒体なので、客単価が高い事業におすすめの媒体です。Facebook活用のコツはプライベート感を出すことです。家族の写真や、仕事中には見せないスタッフのおふざけ、料理の試作に関する投稿、厨房の作業など、普段お客様に見えない情報を発信すると効果的です。
※Facebookページにいいね!を押した人へアプローチできる「Facebook広告」はターゲットを絞った広告を出稿できます。費用対効果が高い広告として注目を集めています。
※HPやブログなどのリンクは投稿画面の部分とコメント欄へ貼ります。Facebook活用のいい例としてミスタードーナツが挙げられます。ぜひこのページを見て取り入れられるものは取り入れましょう。
- Facebookは友達全員に投稿が見られる仕様ではありません。画像や動画(Facebookライブ)を優先的に友達のニュースフィードに表示させます。URLを貼り付けた投稿は、多くの方に見られない仕様になっています。外部サイトに誘導したい場合はFacebookページを利用しましょう。
- Facebookページに「いいね!」を押したユーザーには優先的に表示されるようになっています。
- むやみに友達申請を送り、友達を増やそうとすることはFacebookの方針から大きくハズレますので、アカウントが消去される可能性があります。
Facebookを集客に活用するメリット
- オーナーやスタッフの仕事以外の顔を効果的に発信できる(求人に最適)
- Live配信ができ、イベントの様子を発信し、次回の集客につながる
- 非アクティブユーザーやサクラが少ない
- 炎上する可能性が低い(誹謗中傷をする人が少ないため)
- 「カフェ好き集まれ」のようなFacebookグループがあり、ターゲット顧客が集まるグループが存在する
Facebook集客のデメリット
- 無理な友達申請をするとアカウントが停止される
- 投稿が友達全員に届かない
- 宣伝が多いといいね!の数が減り、普段の投稿がより友達のニュースフィードに表示されなくなる
- 昔の投稿は二度と見られない
- 一人で投稿を行い続けなければならない(Facebookページは可)
- 投稿がシェア(拡散)されにくい
Facebook広告を今後用いる予定がない場合は、個人アカウントを育てていくことをおすすめします。来店されたお客様とフォローしあうことによって、濃いリピーターになるでしょう。
Instagramの活用法
Instagramとはすごく簡単に言うと写真を投稿するSNS媒体です。インスタグラム活用のコツは、商品の認知度を上げることに集中することです。
参考にすべき成功事例
Cafe gram
全国展開しているパンケーキ屋です。あえて1つの写真を9パーツに分けて投稿しています。
スターバックスコーヒー
スターバックスはコーヒーというインスタ映しにくい商品を背景写真の入れ替えで補っています。「スターバックスの商品を持ち歩いたらインスタの写真のようなおしゃれさを味わうことができる」ということを伝える高度な技術が垣間見えます。
インスタグラムを集客に活用するメリット
- 女性の心を動かし、集客効果が出やすい
- 拡散されやすい(女性ユーザーが多く、パーソナル感が出ない媒体だから)
- 文章量が少なくてもいい
- 写真が好きで、能力があればフォロワーを集めやすい
- ブランディングできる
- 世界共通の話題になる
- 動画の発信ができる
インスタ集客のデメリット
- 写真技術が無い場合は難易度が高い
- 若い女性以外には拡散しにくい
- フォロワーが増えても集客に繋がりにくい
- リピーターに繋がりにくい顧客が来る
YouTubeの活用法
ユーチューブ活用のコツは、見どころを魅力的なサムネイルにすることです。また、編集が大変ですが必要のない部分を徹底してカットすることが重要になります。ユーザーがみたい箇所だけを動画として提供する必要があります。内容を詰め込みすぎず、タイトルを見たユーザーが欲しいと思っている情報だけを伝える動画を作成しましょう。
タイトルの付け方はSEOを意識したタイトルにすることが重要です。YouTubeは検索エンジンからの視聴が多いからです。
YouTubeを集客に活用するメリット
- 少ない再生回数の割には集客につながりやすい
- 五感を刺激できるので覚えてもらいやすい
- 来店までの期待感をそそりやすい(遠くからでも足を運んでくれる)
- チャンネル登録したユーザーには何回も見てもらえる
- 一過性ではなく、継続的に視聴されるため、集客が安定する可能性がある
YouTube集客のデメリット
- 編集作業が必要
- 音楽のセンスが必要(若い人に響くBGMなど)
- SNSシェアボタンが動画下に無いため、拡散しにくい
- チャンネル登録者数が増えるまで時間がかかる
Twitterの活用法
ツイッター集客のコツは、お客様の投稿をリツイートすることです。客観的な口コミは集客につながます。もちろん、店舗が発信する投稿も重要です。
Twitterを集客に活用するメリット
- 自分で毎日投稿しなくてもいい(顧客の投稿をリツイートする)
- 拡散力が他のSNSに比べ格段に高い
- 自動投稿ツールが使える(ツイッター無料集客ツール:twittbot)
- ツイプロで顧客になりそうなターゲットをフォローできる
- フォロワーが増えやすい
- 画像や動画、URLなど、様々な形式で発信できる
- Facebookと連携でき、同時に投稿できる
Twitter集客のデメリット
- Bot(自動投稿アカウント)のような非アクティブユーザーが多い
- 拡散と流行りの期間が短い
- 140字以内の投稿しかできない
Pinterestの活用法
出典:SocialMediaLabPinterest(ピンタレスト)とは? インスタグラムとの違いや基本的な使い方を知ろう
Pinterestとは
Pinterestとは検索して気に入った画像をブックマークするSNSです。
出典:SocialMediaLabPinterest(ピンタレスト)とは? インスタグラムとの違いや基本的な使い方を知ろう
他のSNSとの違いは自分が必要な物だけストックするツールであるということです。発信アカウントではなく、写真自体に興味を示すユーザーが多い傾向にあります。
出典:SocialMediaLabPinterest(ピンタレスト)とは? インスタグラムとの違いや基本的な使い方を知ろう
ピンタレスト活用のコツ
ピンタレスト活用のコツは、Pinterestからサイトへの流入を促すことです。Pinterestの画像の多くには引用元のサイトが掲載されています。画像に興味を持った人が「詳しい情報を知りたい」と思い、サイトへアクセスするのです。
例えば、おしゃれな高級革かばんのPinterest画像は直接購入サイトへの訪問に繋がっています。おしゃれなカフェのインテリアや、目玉商品がある場合にはホームページや予め設定しているグルメサイトへの流入を促す前提で投稿しましょう。
Pinterest集客のメリット
- ブログ記事の画像が良ければPinterestに保存される
- フォロワーの数が少なくても、画像の質が良ければファンを増やせる
- 継続的なサイトへの流入につながる
- Instagramよりもフォロワー数あたりの集客率が高い
Pinterest集客のデメリット
- 写真や画像の撮影、加工技術が必要
- 情報をシェアするためのSNSではないので拡散しにくい
- フォロワーが集まりにくい
- Pinterestユーザーは高校生の間でしか広まっていない
Pinterestを活用するなら参考にすべき企業
SNSの集客の裏技
SNS集客は毎日の更新と投稿のクオリティの両方が求められます。クオリティの低い投稿を毎日行ってもフォロワー獲得や集客に繋がりません。
SNS集客に費やす時間と質を高めるためには顧客の投稿を検索し、シェア(リツイート)することです。例えば、Twitterで自社の店舗名を検索し、表示される投稿をリツイートすると、第3者の口コミを他のユーザーが見ることになります。自身で発信するよりよほど宣伝効果が期待できますし、高校生の写真技術は高度なので、拡散につながりやすいのです。
また、YouTubeなどの動画も顧客に取らせる仕組みを作れば自ずと拡散し、安定した集客を見込めます。面白い店長やスタッフの動画は長く見られるコンテンツです。
お客様にSNS上でメッセージを送ると効果的(フォローをしよう)
ダイレクトメッセージや顧客のSNSアカウントにコメントしましょう。効率優先の現代社会では、金額に関係なく徹底したフォロー(自分のことを気にかけてくれていると感じる行動)が重要です。「もしお祝いをする時はこのお店を頼ろう」と記憶に刻んでくれます。
メッセージを送るタイミングはあなたのサービスを利用してから2〜3日後に先日のお礼と食べていただいたお料理やお酒(飲み物)デザートなどを表記します。レシピ(コツ・ポイントなども)と出来上がり画像などを載せておいてあげれば、お客様が作りたい気分になった時に作れます。このようにして興味をもってもらった後に「新メニュー」や「限定メニュー」など宣伝したい内容を載せましょう。お客様にとって作れるかどうかは関係ありません。レシピを公開することによって「自分では作れないからお店に行って勉強したい」という動機付けに繋がります。
SNS集客の本来の役割
SNS活用の大きな目的は「認知拡大」もしくは「リピート率アップ・リピート客を増やす」の2つです。そこで、今回は「認知拡大」を目的とする場合と「リピートしてもらいたい」という意図で行う場合をそれぞれ見ていきます。
1.SNSで認知度を上げることが目的の場合
あなたのサービスやお店がとても素敵なのにお客様が来ないのは単純に知らないからです。
「ここにいるよ」「◯◯なら家で取り扱っているよ」「コレを使うとこうなるよ」「これはあなたのためのサービスですよ」ということを伝えましょう。所在地・電話番号・メールアドレス・入手方法やアクセスお得情報などの情報は必ずアカウントプロフィールに登録しておきましょう。
【認知を拡大する時のポイント】
- お金がかからないCMと捉えて発信する
- ユーザーとの接触回数を増やす
- 来る来ない買う買わないを決めるのはお客様。宣伝ばかりしない。
- 「行ってみよう。」「買ってみよう」と思った時に調べるための導線を考えておく(例:Pinterest→ブログ→予約ページ)
2.リピートをしてもらうことが目的の場合
SNS集客のメリットが短期間での拡散力であるがゆえに、新しく話題のお店ができたらすぐに顧客を取られてしまいます。新規顧客は話題性をキッカケに来店を促すことが重要ですが、リピーターには来る目的を明確にしてもらうことが重要です。店員との関係性(名前を覚えるなど)なのか、女子会で大声で話せる場なのか、おしゃれな気分を味わう静かに過ごせる場所なのかを明確にし、自店舗で満たせる目的を表現できる投稿を行いましょう。この投稿が「〇〇といえばあのお店」というブランディングに繋がります。
適切なSNS選びと集客成功のポイント
- 顧客ターゲットが利用しているSNS媒体を選ぶ
- 第3者の投稿を活用し、SNS上で口コミを表現する
- メール・手紙・Facebookメッセンジャー・LINE@などでフォローメッセージを送る
- 1対多数ではなく、顧客との1:1の関係性を構築するように務める
- とりあえず毎日更新するような惰性の投稿をしない
- 顧客が来る目的が明確になる投稿をする
- シェア(拡散)させることを意識した投稿をする
以上のことを意識できればおのずと結果は出るでしょう。
地域、強みに合った集客をするためには
どのSNSを使ったらいいのか、どんなアプローチで集客したらいいのかは
- 場所
- 強み
- コンセプト
- シーズン
- お客様の層
- 単価
- 回転率
- リピート率
など様々な要因によって異なります。
本メディアではできるだけ多くの飲食店集客ノウハウをお伝えしていますが、店舗それぞれの条件に合った集客方法をお伝えすることはできません。
Oi-See!は飲食店の集客をサポートすることで、お店に来られるお客様が今まで知らなかった「オイシイ!」に気づけるサポートをしています。
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